出浦さん

IMG_0466「田舎暮らし体験を・・・」と言われ、「困ったなあ」 何を書こうかととても悩みました。 文も上手くないしちゃんと私の体験を伝えられるか分かりませんがそのままを書きます。

私は大阪産まれの大阪育ちで大阪から出たことは1度もありませんでした。

田舎に憧れていていつか田舎暮らしを・・・と思っていたというよりは大阪が私の居場所と思えなくて、中学くらいから「私はどうしてここにいるんだろう、ここは私の場所jじゃない」と感じていたので、私の居場所を探していくうちに都会より田舎のほうが私には合っているんじゃないかと感じ田舎で暮らしてみたいと想っていました。

この想いはずっと私の胸の中でくすぶっていました。でもなぜか大阪を離れるチャンスに恵まれず就職、結婚しました。 結婚するとき嬉しかったのは主人が田舎から都会に出てきた人で私に田舎ができたことでした。 それから3人の子供ができ、気がつくと9年が経っていました。 主人は都会暮らしに疲れ、私は田舎にいって私の居場所をみつけたい想いを募らせていました。

子供も小学校に入学し通うことになりました。この1年間で主人と私は田舎暮らしを真剣に考え移り住む場所を探し始めました。 当初探したのは長野県の佐久地方、主人の実家から割りと近いところでした。しかし縁がなかったのか探し方が悪かったのか物件さえ見つけられず困ってしまいました。その後主人が仕事で何度か訪れたことのある、今住んでいる信濃町を探し始めました。

すると1つだけ私たち2人が見てみたい物件が見つかったのです。 早速不動産屋さんに見学を申し入れ、地元の大工さんに同行をお願いして家の痛み具合等みていただくことにしました。 主人はこの時地元の大工さんにこだわっていたんです。私はよくわかっていなかったのですが・・・、田舎暮らしを体験されている方が口にするのはその土地の天候や風土を知り尽くしている地元の大工さんに家を任せるのが一番ということです。 主人は知っていたんですね。黙って任せてよかったです(笑) こちらに来て4年目・・・、その大工さんと不動産屋さんには今もお世話になっています。

田舎に来て私が一番心配だったのは近所の方や保育園、学校のお母さんたちに私たちを受け入れてもらえるかということでした。 それが私が心配していたよりもすんなり受け入れてくださり暖かく見守ってくださっています。 関西との文化の違いに戸惑うこともありますが、随分慣れてきてこれからはもっと田舎暮らしを楽しんでいけるなあとワクワクしています。 田舎暮らしを希望するならまずはaction 行動してみることです。きっと道は開けます。

屋根の吹き替え

後は『郷に入れば郷に従え」の精神も必要です。都会と同じ感覚の田舎暮らしは暮らしていけなくはないですが、自分も家族も孤立することになりかねません。 近所と関わることでお互いの助けとなり力となってお互いに気持ちの良いほどよい距離ができあがって田舎暮らしは楽しくなると思います。

これを読んでくださった皆さんが楽しい幸せな田舎暮らしが出来ることを祈っています。